夏でも冬でもお構いなし!台湾の火鍋文化を大調査!

こんにちわ、なちゃんです!

寒い季節になると、恋しくなるのが鍋。

日本では大勢で大きな土鍋を囲って食べるのが主流ですが、台湾には大きく分けて2つの食べ方があります。みなさんご存知ですか?

さて、今日は台湾の火鍋文化について、紹介していきたいと思います!

目次

台湾火鍋と日本の鍋の違い

さて、先程書いた通り、日本では大きな土鍋を囲って食べる鍋が一般的です。

私は、冬になると鍋が食べたいなあ〜。という気持ちになります。夏は気温も高いし、食べるのも熱いし、あまり鍋を食べたい気分になりませんよね?

ですが台湾は違います。季節は関係なしに、火鍋を食べます。また、台湾にも大勢で食べる火鍋もありますが、学生や若者がリーズナブルに食べられる火鍋として、「一人一鍋(yī rén yī guō / ㄧ ㄖㄣˊ ㄧ ㄍㄨㄛ)」という文化があります。

台湾において火鍋屋さんは、台湾の外食産業の約4割を締めているほど多いことから、台湾人の火鍋愛を感じることができます。

台湾で有名な火鍋屋さん

台湾で有名な火鍋屋さんは、大きく分けて3種類に分類することができます。

①リーズナブルでお腹いっぱいタイプ
②値段そこそこタイプ
③リッチで豪華タイプ

①のリーズナブルでお腹いっぱいタイプは、値段が安くて、学生でもお腹いっぱいになるまで食べられる火鍋屋さんです。代表的なお店は、「三媽臭臭鍋(sān mā chòu chòu guō / ㄙㄢ ㄇㄚ ㄔㄡˋ ㄔㄡˋ ㄍㄨㄛ)」で、台湾ではポピュラーな臭豆腐が入った鍋が人気です。お店の名前の由来は、義理のお母さんが開業を勧めてくれたとのことから、「三媽(sān mā / ㄙㄢ ㄇㄚ)」が義理のお母さん、「臭臭(chòu chòu / ㄔㄡˋ ㄔㄡˋ)」が臭豆腐で、この名前になったんだとか。

②の値段そこそこタイプは、ちょっと友人と食事に行ったり、普段の夜ご飯にしたり、値段はそこそこで美味しくいただける火鍋屋さんです。

石二鍋
肉多多

代表的なお店は、「石二鍋(shí èr guō / ㄕˊ ㄦˋ ㄍㄨㄛ)」「肉多多(ròu duō duō / ㄖㄡˋ ㄉㄨㄛ ㄉㄨㄛ)」「千葉火鍋(qiān yè huǒ guō / ㄑㄧㄢ ㄧㄝˋ ㄏㄨㄛˇ ㄍㄨㄛ)」「輕井澤(qīng jǐng zé / ㄑㄧㄥ ㄐㄧㄥˇ ㄗㄜˊ)」などがあります。このタイプの火鍋屋さんは、一人一鍋がほとんどで、友人と火鍋を食べに行っても、自分だけの鍋があるので、違うスープを選べたり、具材の取り合いにならないところがオススメです。

③のリッチで豪華タイプは、ほとんどが日本の鍋のように大きい鍋をみんなでつつくタイプなので、大勢での集まりで利用する場合が多くあります。

海底撈
老四川巴蜀麻辣燙
馬辣

代表的なお店は、「海底撈(hǎi dǐ lāo / ㄏㄞˇ ㄉㄧˇ ㄌㄠ)」「老四川巴蜀麻辣燙(lǎo sì chuān bā shǔ má là tàng / ㄌㄠˇ ㄙˋ ㄔㄨㄢ ㄅㄚ ㄕㄨˇ ㄇㄚˊ ㄌㄚˋ ㄊㄤˋ)」「馬辣(mǎ là / ㄇㄚˇ ㄌㄚˋ)」「鼎王(dǐng wáng / ㄉㄧㄥˇ ㄨㄤˊ)」などがあります。このタイプの火鍋屋さんは、大勢で鍋を囲むイメージで、日本の鍋と大差ないですが、台湾の火鍋は、鍋が半分に仕切られていて、違う味が楽しめる火鍋がほとんどです。海底撈に至っては、最大で4つに仕切ることができます。

火鍋さえも持ち帰りができる文化

日本もコロナ禍で、大分持ち帰り文化が盛んになってきましたが、台湾はそれよりも前からずっと、持ち帰り文化が発展していました。

上の写真は、鼎王の持ち帰りで、スープとスープの中に入っている基本の具材の持ち帰りをした時のものです。具材はスーパーで揃えます。

台湾の持ち帰り文化の中でも特に私が驚いたのが、食べ終わった後の火鍋のスープの持ち帰りです。

確かに日本でも、ちょっと高い火鍋を食べると、スープがとても美味しくて、持ち帰って明日はうどんにしたいなあ〜。なんて思うことがあります。

ですが、日本で火鍋のスープを持ち帰るなんて話は、聞いたことがありませんし、そもそもどうやって持ち帰るの?って感じですよね。

台湾では、店舗にもよりますが、食べ終わった後のスープを、袋に入れてもらって持ち帰ることができます。少しスープを足してくれる、サービスの良いお店もあったりします。

そして最近は、コロナ禍で店内飲食が禁止されていた時期には、火鍋の持ち帰りセットも販売されていたようです。

ひとりでも楽しめる台湾火鍋

最近では日本でも少しずつ増えてきた一人一鍋ですが、台湾では昔からこのスタイルが主流でした。

まるで定食を食べているように、1人1つの鍋が出てくることに、初めは愕きましたが、遠慮することなく自分の好きなスープを注文して、自分の好きな具材を自分の好きなタイミングで食べられるスタイルは、本当に良いなあと思いました。

日本はまだまだ、鍋の季節は冬で、大勢で囲うのが鍋という考え方がありますが、こたつでアイスクリームを食べるように、真夏のクーラーの中で火鍋を食べるのも、なかなか良いなあと思いました。

みなさんも台湾へ行った際は是非、どんな季節でも楽しめる、火鍋を楽しんでみてくださいね!

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この記事を書いた人

はじめまして。2014年に初めて台湾へ旅行してから、すっかり台湾の虜に。
美味しいものと写真を撮ることが大好きで、北から南、東、離島まで、いろんな観光地へ行ってきました!
コロナ禍で現在台湾へ行くことができませんが、撮り溜めた写真と記憶を引きずり出して、台湾の良いところをたくさん紹介できればいいなあと思っています!

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